<   2010年 12月 ( 6 )   > この月の画像一覧

101227 今年最後のゼミと忘年会

今年最後のゼミと忘年会。
13時半から、卒業制作と修士制作の進捗状況を聞く。
卒業制作については院生からも厳しい意見がでて、面白かった。
それぞれ残り1ヶ月、思い残すことのないように頑張ってほしい。

その後、助手の金子さんも誘って三宮へ移動。高架下商店街を神戸駅まで歩く。
身近な場所だけど、何も知らないことを痛感する。図面ひとつもってないな。
来年の実習課題にしてもいいなと思う場所も発見。

寒空の中1時間弱歩いて神戸駅到着。予約してあった「LIKE LIKE(リケ リケ)」というお店で忘年会。
先日の神戸大での勉強会のあと行ったお店。
2階を借りるとゼミ室みたいで居心地がとても良い。
従って、ゼミみたいに卒計、修士設計談義。
それと、オープンスタジオ入賞者が3人もいるので、それについてもあれやこれや。
楽しかった。
d0131838_1234359.jpg


松村正恒本は、午前中にさらにチェックバックを発送。
これから3章、手紙の分析のところへ。
編集の方とやりとり。画像解像度のこと、註のこと、目次のこと、追加文章のこと、蔵田周忠に関する新情報などなど、まだ山のように宿題がある。
[PR]
by yoshiaki-hanada | 2010-12-28 12:41 | ●花田の日記

101223 いつのまにか師走だった

またも1週間。
泣きそうになって校正をしている。
編集者ともあれやこれやメールと電話。
そのたびに「今日はここまできた」と報告。
マラソンんで「現在、第何コーナー」と中継している気分である。
今日は再校のチェックバックをできたところまでと、松村さんの図面の縮版原図を宅急便で編集者に送った。まだまだ赤字だらけだが、次で落ち着くはず。
年賀状、大掃除、何もできず。

4年生、M2は卒業制作と修士制作頑張ってね。センセイも頑張っています。

備忘録。

●12月14日(火);3年生の都市・ランドスケープ総合実習の講評会。僕は担当外だが、今年から3年生の3コースの総合実習の講評会を別の日にして、学生も教員も全部の課題に顔を出すようにしている。大きなスケールでものを考えるときに、何をすべきなのか、示すべき構想とはどのようなレベルのものかが余りわかってない人が多く残念。まあ難しい問題ではあるけど。
帰宅後、深夜まで校正。

●12月15日(水):会議の日。帰宅後、深夜まで校正。

●12月16日(木):3年生の都市・ランドスケープ総合実習の講評会。僕の担当課題。昨年空振り気味だった「インテリア」という問題に、今年は多少接近できたという気がした。学生諸君も全体に楽しんでやってくれた印象。とくに上位陣はよくやりました。

そのあと、客員教授・吉良森子さんのアムステルダムの事務所と神戸芸工大をスカイプで結び、吉良さんによる特別課題の出題をしてもらった。こちらの講義室のスクリーンに吉良さんの顔が大きく映り、映像も音声も実にスムースに双方向のやり取りができた。
インターネットとはすごいものだ。
何しろこれが無料なんだからなあ。
この日の様子は学科サイトのレポートを見て下さい
課題はアムステルダムの「隠れ教会」と呼ばれる建物を素材にしたリノベーション。非常に魅力的な内容である。学生は3人のチームを作り、1月前半に1週間、吉良さんが神戸に滞在しワークショップをおこなう。時間があれば僕もやってみたいくらいだ。
吉良さんからのブログによる現地情報第一弾
インターネットを使った実験授業でもあります。
それにしても雪のアムステルダム、なんてきれいなんだろう。

松村正恒本の装幀案が出てきた。
この装幀家にお願いしてよかったと心から思える出来で大満足。
校正、やる気出る。

●12月17日(金):編入希望生と面談。来年度の大学案内用に学生と一緒にインンタビューを受ける。
帰宅後、深夜まで校正。
帯のデザインも届き、これもベリーグッド!やる気、さらに出る。

●12月18日(土):終日、校正。

●12月19日(日):九州大学へ。芸術工学部環境計画学科の1年生向け課題の講評会。住宅分析と模型づくり。今回は50分の1。次回は1月で20分の1。毎年楽しみな授業だ。
今日は篠原一男の「篠さんの家」「未完の家」、堀部安嗣さんの「伊豆高原の家」も題材だったので、僕が実際に見たことのあある篠原さんの神戸の北山の住宅の画像や、「伊豆高原の家」をまとめた『memento mori』という冊子などを見せ、昔学生と一緒に「伊豆高原の家」に泊めてもらった話もした。
講評会終了後、2年生の学生さんたちが課題の相談に乗ってくれとやってきた。つまり、去年この課題で会った人だ。申し訳ないけどさすがに覚えてない。でもどの模型作った人と聞くと模型はすぐ思い出す。集合住宅の課題。思いつくアイデアをあれこれと喋る。
新幹線の中では松村正恒本の「あとがき」を書く。これは早めに書き始めておかないといろいろ後悔しそうなので。
帰宅後、深夜まで校正。

●12月20日(日):某編集者と某企画ミーティング。
帰宅後、深夜まで校正。

●12月21日(月):3年生に対して来年度のゼミ配属の説明会。僕の話し相手になってくれる人きてね。
帰宅後、深夜まで校正。

●12月22日(火):竹原義二さんの特別講義。会場の様子はこんな感じ
終了後、何人かで三宮で食事。大阪市大での竹原さんのゼミや授業の進め方をうかがったが、羨ましいくらいのまとまりよう。竹原さんの人を動かす力がすごい。
[PR]
by yoshiaki-hanada | 2010-12-23 15:12 | ●花田の日記

101214 オープンスタジオの最終作品

オープンスタジオの最終作品の図面の画像をアップしました。

これは、当日パワーポイントデータ以外に提出してもらったA1パネルの画像です。
プレゼに基本はパワーポイントによる画像上映でした。
ほぼこの中の画像を編集したものでしたが、アニメーション風もあり、皆さんこの静止画像よりは表現力豊かなプレゼでした。
これ以外に模型も提出されています。

評価のポイントは、各自が取り上げた「風景」からの「飛距離」の長さと着地点の面白さです。
[PR]
by yoshiaki-hanada | 2010-12-15 10:51 | ●花田の日記

101211 オープンスタジオ最終講評会

「オープンスタジオ2010 青木淳と建築を考える」の最終講評会をおこなった
詳しいレポートはいずれ書きますが、とにかく、非常に興奮した一日だった。

学生諸君から最終的に出された案はどれも素晴らしく、感激。
最優秀1点、優秀2点、佳作7点のつもりだったが、青木君とかなり考えた末、優秀3点に変更したほどだ(用意していた賞品の関係でこれ以上「優秀」を増やせなかった)。
もちろんこれまで2年間の作品も素晴らしかったが、今年はそれ以上に、各自の「飛距離」のようなものが大きくかつ知的だった。

3年目にしてやっとこの課題の意味が出題側(少なくとも僕は)も学生側もわかったという側面もあったかもしれない。
芸工大の学生の中には3連勝、2連勝の人もいる。
身近で見てきた僕としては、その成長ぶりがよくわかる。
きわめて特殊な課題だったが、その成果は確実にあったと思う。
正直言うと、学生にこれほど大きな影響を与えるとは予想していなかった。

今年は会場を講義室に変え、懇親会もそのままそこで椅子に座ってみんなでテーブルを囲んだ。
全員が喋り、まるでゼミの打ち上げの感じ。
楽しかった。

青木君に心からお礼を言いたい。

さっそく作品を展示しています

「第51回全国大学・高専卒業設計展示会」も同時開催なので、ぜひ見に来て下さい。
[PR]
by yoshiaki-hanada | 2010-12-13 11:08 | ●花田の日記

101207 お知らせ

お知らせ2つ。

●八幡浜市立日土小学校の、冬休みと春休みの見学会の日程が決まりました。
授業期間中の見学はありませんので、この機会にぜひ。
詳しくは、市のサイトのここ

   冬休み見学会 平成22年12月26日(日) 午前9時~午後4時
   春休み見学会 平成23年 3月27日(日) 午前9時~午後4時

   主催:八幡浜市教育委員会
   共催:社団法人日本建築学会四国支部 日土小学校WG

   問い合わせ 八幡浜市教育委員会 学校教育課 施設係 梶本さん
         TEL0894-22-3111(内線8363)
d0131838_12651.jpg



●「オープンスタジオ 青木淳と建築を考える2010」の最終講評会を下記の日程で開催します。

   日時:2010年12月11日(土)13:00〜18:00
   会場:環境・建築デザイン学科棟2F講義室/5201教室

今年は学科棟の講義室を会場にしました。狭い部屋でわいわいとやりたいと思います。
どなたでも参加自由です。ぜひお越し下さい。定員は80名くらいでしょうか。
いざとなれば立ち見です。

詳しいプログラムはこちらをご覧下さい。
[PR]
by yoshiaki-hanada | 2010-12-07 01:07 | ●花田の日記

101206 この2週間

あれやこれやの2週間。備忘録。

●11月26日(金)
卒業制作の中間講評会。残念ながら心揺さぶられるものが(少)ない。もっと深い考察や苦悩に基づいた妄想を見せてくれなくちゃ。

●11月27日(土):東京
・午前中:某緊張仕事
・お昼:松村正恒本について編集者の方と打ち合わせ。2月前半の配本のためのスケジュール確認。今年の年末年始は、再校、念校(というらしい)のチェックで埋まりそうだ。大丈夫だろうか。

・夕方:約30年ぶりの再会劇。
僕が学部時代の5年間、お世話になった下宿のおばさんを訪ねたのだ。
ご主人に先立たれ、93歳になったおばさんは、有料介護老人ホームにはいったおられる。
年賀状のやり取り等は続いていたが、やっとお目にかかることになった。
昔は、まさに京塚昌子さんのような体格と風貌だったおばさんも、さすがに93歳ともなると小さくなっていた。
しかしお元気そのもの。会うなり「あ、花田君!懐かしいわねえ」である。
頭脳明晰、思い出話に花が咲いた。

下宿は小田急線の豪徳寺と経堂の間にあった。
地名でいうと赤堤。
戦後すぐに小田急が開発した住宅地で、4畳半、6畳、台所、風呂という間取りの木造平屋建ての建売り住宅だったとのこと。
それに少し建て増しし、一部に2階を載せ、下宿屋を始められたのだ。
もはや死語というべきだろうが、「賄い付き下宿」である。
おばさんとおじさんには子どもさんがなく、おばさんのお母さんが同居され、下宿人は3人だった。
実名を書くのは憚られるが、おばさんのお父さん、つまり同居していたおばあさんの夫は陸軍のかなり高位の軍人で戦死していた。ときどき、その軍服の虫干しがおこなわれた。
また、おじさんも陸軍士官学校出の元軍人。戦後は某大学に勤めていた。
しかし、そういった経歴とは裏腹に、というかむしろ戦前の知識人の家族だったがゆえにというべきだろう、下宿はいたってリベラルな空気に満ちていた。
おばさんも色々と注文をつけたといういかにも戦後的なダイニングキッチンで、大家さん一家と下宿人はひとつのテーブルでご飯を食べ、家族同様に大事にしてもらった。

下宿の玄関は独立していて、下宿人は鍵をもらい、連絡してさえおけば何時に帰っても怒られなかった。
下宿ゾーンと大家さんゾーンはインターホンでつながっていて、大家さんちに電話がかかると(電話はそれだけ)、インターホンが「プー」と鳴って「花田くーん、電話よー」、ご飯ができると「ご飯よー」とおばさんの甲高い声が響いたのだ。
僕が1年生ではいったとき、理科大の建築を卒業して研究生で残っていたHさんがいて、その部屋でドラフターや水彩パースや模型や『a+u』を初めて見て、「やっぱり建築だ」と僕は決めた。
兄弟のいない僕にとって、また祖父母の味も知らなかった僕にとって、Hさんは兄弟とはこんな感じなのかな、両親より少し年上のおばさんとおじさんは祖父母とはこんな感じなのかなと思わせてくれた。
色々な思い出に満ちた5年間だ。
つくづくこの下宿で暮らしてよかったと思っている。
以前、朝日新聞の連載でも少し書いた。
忘れないうちにいずれ詳しく記録しておきたい。

ちなみにこれがこの下宿の外観写真である。
3年前に訪れ、たまたま居合わせたご親戚の方に主のいなくなった内部も見せていただいた。
僕は2階の奥の4畳半にいた。
自分がいた部屋に入るとめまいがしそうな気分になった。
下見板張りの木造住宅。まさに昭和の暮しだ。
残念ながら少し前に取り壊された。
d0131838_16222010.jpg


・夜は、花田研の卒業生で、青木事務所のMRYM君と南洋堂のSNG君、それにこの春から大学入学で上京した息子と一緒に飲み会。建築業界四方山話。実に楽しかった。

●11月28日(日):東京
中村正義の美術館へ。ご存知の通り、篠原一男の設計した「直方体の森」である。
学部生以来憧れ続けた建築家の作品であり、なんと言うか、あれやこれや思い出すこともあって感無量だった。
とくに、階段を上がったところにある窓から、吹き抜けをはさんで向こう側の窓を見ていると、「ああこの距離感だったんだあれは」という感慨に包まれた。
d0131838_17102913.jpg

受付で建築関係の方ですねと言われ、撮影禁止とか絵の前に立つなとかの注意を書いたカードを読まされたのは誠に残念。
なお外観写真は許可を得て撮影したものです。

・そのあと世田谷美術館へ移動し、「橋本平八と北園克衛展」へ。
d0131838_1941525.jpg

昨日打ち合わせをした編集者の方から教わり、駆けつけた。
とてもよい展覧会だった。
橋本平八の作品は初めて見たが、どれも「ほしい!」と思わせるものばかり。
北園克衛もオリジナルの多くの冊子や原稿が展示してあり、見応え十分。
いずれも彫刻、絵画、ブックデザイン、詩の世界における、モダニズムと伝統の境界線上でのストラグルを感じさせるものばかりであり、しかも、それぞれの造形的な完成度が抜群である。
松村正恒と似てるなあと思った次第。
こういう挑戦やそれによって生まれた造形こそ、もっと長く思考やデザインの対象であるべきだと改めて思った。
12月12日まで。必見です。

世田谷美術館のある砧公園は一面の落ち葉。
こういう風景はいかにも東京だなあと感じ、勝手に一抹の疎外感(笑)。
昨日から今朝にかけて、東京の郊外の混乱した風景の中を電車で移動し続けていたので、なおさらだった。
d0131838_22281885.jpg


●11月29日(月)
来春、竹中工務店のGALLERYA4(ギャラリーエークワッド)で、松村正恒と日土小学校についての展覧会がおこなわれるのですが、そのための打ち合わせを、竹中のMさんと大学にておこなう。
展覧会の詳細はまた書きます。

●11月30日(火)
五十嵐淳さんのトークセッション
自分の外部世界や歴史などに根拠を求めるのではなく、実現しなかった最初期のプロジェクト「Mirror Site House」(1999)を原点とし、そこからその後の展開を説明していく語り口が印象的。お話から想像すると高校時代はおそらくドロップアウト気味で、大学へも行かなかったということや、ひとりでやってこられたという経歴などを重ね合わせ、勝手に色々なことを考えた次第。

●12月1日(水)
卒業制作について、3研究室で、より濃密なゼミ。
学生諸君には、頭の使い方を問われているのだ、ちゃんとやらないと(もちろん自分に対して)恥ずかしいのだ、という意識をもっともっともってほしい。

●12月2日(木)
某プロジェクトの某打ち合わせ。うまく動けばいいのだが。

●12月3日(金)
松村正恒本、残っていた校正を返却。
あとは、数日後から届き始めるはずの再校との闘いとなる。
とくに、これまではいわば文字校だったので、レイアウトの確認だ。
細かいバグも消してしまわなくては。

●12月4日(土)・5日(日)
実家へ。離れた場所にいる親の面倒をどう見て行くのかは、僕らくらいから上の年代が必ず遭遇する難問であろう。
往復の電車の中では、恥ずかしくてとてもかけないほど基本的な日本近代建築史のお勉強。
[PR]
by yoshiaki-hanada | 2010-12-06 18:56 | ●花田の日記