カテゴリ:●花田の日記( 294 )

080419(土) じーっとしていても

終日家でパソコンに向かい、ひたすら松村論。まだ戦前の描写。やっと東京を離れ、満州へ。インターネットの力は大きい。本当にいろんな情報にアクセスできる。古い地図、古い写真、古い絵葉書、古い書類、それらをもつ図書館や古書店への発注、グーグルアースでの建物確認・・・。じーっとしていてもできることが格段に増えた。
それにしても終わるんだろうか。前段はもうそろそろにして、肝心の戦後の設計活動の部分に戻らなくては。資料はだいぶ集まっているが時間がない。
合間合間に届くメールで学科の事務仕事の処理。皆さんからの返事が早く気持ちがいい。
くそ、新聞配達のバイクがそろそろ来そう。

★最近買った本の中からのおすすめ
武藤康史『文学鶴亀』(国書刊行会)
佐藤正午『象を洗う』(光文社文庫)
高田 渡『バーボン・ストリート・ブルース』(ちくま文庫)
米原万里『パンツの面目 ふんどしの沽券』(ちくま文庫)
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by yoshiaki-hanada | 2008-04-20 03:44 | ●花田の日記

080418(金) 人と防災未来センター

午後は1年生6名を連れた見学の授業で、HAT神戸にある「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」へ。迫力ある映像やジオラマ、それと当時の生々しい資料が展示してあって、この種の施設としてはよくできており、これまでも何回も学生を連れてきていた。
ところが今日はかなり失望。この1月に展示がリニューアルされたようで、全体として、こうなっちゃいけないでしょうという公共建築の典型的な展示業者主導のつくりもの主義になっていたからだ。
特に3階の資料展示コーナーがいけない。これまでは、避難所や町のあちこちに貼られたビラやひん曲がったいろんなモノ、その他何しろ現物がいっぱい展示してあって、いつも連れて行った学生はあちこちで立ち止まり、見るのに時間がかかっていたのだ。
ところがそういった迫力のある実物が一掃され、ほとんどが小ぎれいなつくりものになっていた。こじんまりしたジオラマ、パソコンによる情報検索、カード式の説明パネル。しかも、当時の悲惨さではなく、復興の力強さにウェイトをおいた内容ばかり。
学生たちも素通り気味。語り部的な役割も果たすボランティアの方々も、例年とは違って、明らかに手持ち無沙汰の様子。そりゃそうだろう、自分たちの経験しなかったものが並んでいるんだから。
さらに目につくのが、大きな中国語とハングルの文字。アジアからの観光客目当てのリニューアルということも見え見え。

それと気になったのが、文献資料を収集していたフロアが、5階に移り見学コースから外されていた。見学コースは、まず4階に上がり強烈な音と映像で地震が起こった瞬間の各地の崩壊の様子を体験するところから始まり、順に下の階にいくのだが、これまではその途中に文献資料コーナーがあり、学生をそこへ連れていき、いろいろ説明をしていたのだ。それがコース外の階に移され、これでは誰の目にも触れないではないか。

要するに、子どもだましのテーマパークだ。置いてあるのはオブラートに包んだニセモノばかり。どうしてこんなことになるんだろう。無責任、無見識の連鎖反応の結果か。あるいは過去を消そうとする巧みな操作か。いずれにしても、結果的には歴史の隠蔽と言える愚挙だ。アンケートコーナーがあったので、以上のようなことを書き、失望した、再考されたしと結んでおいた。
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by yoshiaki-hanada | 2008-04-19 14:39 | ●花田の日記

080417(木) 竹原義二×坂本昭 対談があります

午前中はゼミ。新しい4年のゼミ生とM2のY君に、春休みの活動等の報告を映像を交えてやってもらう。ヘー、こんな人だったんだという発見がいっぱい。若い人ってやっぱり面白いなあ。できればこのホームページで公開したい。
Y君はこの3月、五十嵐淳さんが審査した六花亭の「Tea House」実施コンペでベスト15に残った。その審査会等の様子を見せてくれた。祝、健闘!

午後はずーっと2年生のデザイン実習。例年通りハードスケジュールですが何とかついてきてほしい。スタジオの雰囲気は上々。

夜は大阪へ。JIA近畿支部がおこなう対談のコーディネータをやるのでその事前打ち合わせ。竹原さんや坂本さんとざっくばらんにいろんな話をした。当日そのままやるとちょっとすごい。内容は以下のとおりです。詳しくはJIA近畿支部のホームページ参照。学生諸君の参加を期待!

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■『建築家カタログvol.5発刊記念講演会』竹原義二 × 坂本 昭
建築家カタログ第5集(仮称)を現在発刊準備中です。その発刊を記念して講演会を開催します。また、堂島アバンザで作品展も企画中です。

【日時】4月25日(金) 18:30~20:30
【会場】中央電気倶楽部 (大阪市北区堂島浜2丁目1番25号)
【内容】
テーマ「“住まい手”と“つくり手”という関係」にて講演および対談 
講師 : 竹原義二 、 坂本 昭
コーディネーター:花田 佳明氏(神戸芸術工科大学 環境・建築デザイン学科 教授)
【参加費】学生 500円 /一般 1000円
【定員】200人(事前申込要・先着順)
【主催】日本建築家協会近畿支部住宅部会
申込:ご氏名、ご連絡先、学生の場合はその旨を記載の上、FAX06-6229-3374
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by yoshiaki-hanada | 2008-04-18 12:36 | ●花田の日記

080416(水) ホームページを新しくしました。

すっかり御無沙汰しております。神戸芸工大の花田です。

研究室のホームページの更新がずいぶん止まり、とくに「花田の日記」が更新されないことを卒業生に会うたびに指摘され、彼らに大学の情報を知らせたいと思って書き始めた手前、申し訳ないなあと思い続けておりました。
原因は、学科主任になったことによる私の忙しさ、技術的無知、それと何となく気分的なものがあって、ブログに移行したいと思いながら実現できず、ズルズルときてしまったわけでした。・・・が、最近、研究室の院生に相談してみたところ、あっという間に体裁が整ってしまいました。そうなると書かないわけにもいかず、少しずつ再開していこうと思います。

詳しい近況はまた。
取りあえず、日土小学校の保存・改修の設計のまとめ作業が佳境にあること、その設計者である建築家・松村正恒論を書いていること、学科主任3年目で相変わらず事務仕事に追われていること、今年度から建築家の青木淳君が僕らの学科の客員教授になってくれたこと、それを生かした企画を考えていることなどをご報告して、今日はおしまい。
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by yoshiaki-hanada | 2008-04-17 01:49 | ●花田の日記