090602 中山英之さんのレクチャー

初めて聞く中山英之さんのレクチャーは大変に面白かった。
その様子は学科サイトに報告されていますのでご覧下さい。
中山さんの設計手法は、<建築外の意味世界に依存することなく、建築という論理体系内部の要素と規則によってのみ新しい空間を組み上げ、その後にそこから新しい意味世界を物語る>ということだと、勝手に僕は了解した。これは先日、某誌用の原稿の最後に付け加えた妹島・青木以降世代の手法についての僕の記述と同じであり、自分としてはひとつの傍証を得た気分。
建築外世界と縁を切ったように見えるということは、ごくふつうの眼にはデザインの決定根拠が見えにくくなるということでもあるから、会場からの質問も結局はそれをいろいろな言い方にしたものだったといえるだろう。
その空間によって物語が発生することというのが中山さんからの答えの基本だったとは思うが、もちろんそれは結果論や後付けの論理ではなく、慎重な予測と判断の裏付けがあるのだろう。しかし、決定作業の順序を変えるということの効果の大きさをつくづくと実感したレクチャーだった。
その後の三宮での食事会も爆笑と議論の渦。浪人時代、学生時代、伊東事務所時代の話、どれも実に楽しくかつ刺激的。言葉のないプレゼの裏に秘められた膨大な言葉。
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by yoshiaki-hanada | 2009-06-06 01:33 | ●花田の日記
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