090425-26 東京

土・日は東京にいた。東大の駒場で所用、そしてモダンアーキテクチャー巡りと展覧会。

駒場はかなり久しぶり。行く前からナーバスになっている自分がわかる。そしてその理由も。現役で入ったものの理数系科目についていけず、「進学振り分け」という東大特有の制度の前で建築学科へ進学できるかどうか不安になり、自主留年して点数を上げた。そういう不安定な状態での2年半のことがどこを歩いていても思い出され息が詰まりそうになる。
d0131838_18294347.jpg

かつての駒場寮は壊され、代わりに駒場コミュニケーションプラザという学生用の施設が建っている。基本設計は僕が大学院時代にいた図学教室の加藤道夫先生たち。僕の指導教員である広部達也先生の後継者だ。当時は博士課程の学生だった。駒場のマスタープランは代々この教室で作ってきた。東大で初めてBCS賞をとったのだそうだ。銀杏並木からの軸線上に綺麗な広場がとられ、その回りを生協の本屋や食堂、それに香山寿夫先生設計の図書館などが囲んでいる。この日は雨だったが、昔とは違う明るい空間の雰囲気と自分の中の駒場の思い出とのギャップに頭がくらくらした。
d0131838_18301342.jpg

駒場博物館。今は「矢内原忠雄と教養学部」展をやっている。横山正先生がまとめたデュシャンの大ガラスのレプリカもある。しかし僕がいた当時はここが教務課。つまり成績表をもらう場所だった。「進振り」に臨む自分の「持ち点」に一喜一憂した嫌な思い出しかない。
d0131838_18314061.jpg

ホテルから見える東京。遠景のない浮遊感が懐かしくもあり苦手でもあり。
d0131838_18305723.jpg

吉阪隆正のアテネフランセ。学生の頃、僕はなぜかここでフランス語ではなく英会話を習った。青木君はここでちゃんとフランス語をやっていた。
d0131838_18315346.jpg

改修なった文化学院。改修設計は、もとの建物の設計者・西村伊作の孫にあたる坂倉竹之助(坂倉建築研究所会長)だ。
d0131838_1832426.jpg

日仏学院。元の設計は坂倉準三。改修はみかんぐみ。昔、改修工事完了時にタルディッツさんに見せてもらったが、再訪。
d0131838_18321998.jpg

法政大学55年館。設計は大江宏。警備員がいっぱいいて外観のみこわごわ撮影。学生の姿はほとんどない。いま全国の大学は、国公立なら土日とも、私立でも日曜日は閉じているのだ。いいのか、そんなことで。
d0131838_18323587.jpg

原美術館。渡辺仁の設計で1938年に竣工した原邸を磯崎さんが改修した。もちろん何回か来ているが、今回はジム・ランビーの「床ストライプ」。とくにくらくらとかしなかったなあ(笑)。奈良美智の「My Drawing Room」がここにあるのを知らずに行き、ドアの向こうに発見して感激した。
d0131838_183246100.jpg

[PR]
by yoshiaki-hanada | 2009-04-27 19:18 | ●花田の日記
<< 090503 連休ですが・・・ 090424 花田研関西OB会... >>