090424 花田研関西OB会、そして「ドラゴン桜のような授業がしたい」

●先週はふたつの楽しい会合があった。
★18日(土)は聴竹居を会場にして、東京勤務を終え大阪本社に戻って来た某新聞人の歓迎会。楽しかった。

★19日(日)は、花田研OBで関西にいる諸君が三宮に集まり、初めての同窓会。楽しかった。当たり前のことだが、みんなそれぞれも道をそれぞれに歩んでいる。15時に貸し切りの小さなカフェに集まって夕方までわいわいと食事。そのあと賑やかなバーに移動してさらにがやがや。喋りっぱなしの数時間。林雅子展のときの「海のギャラリー」の模型づくりの隊長をつとめてくれた東端秀典君のブログを、ご本人の了解を得られたのでリンクします。そこに当日の様子を書いてくれています
d0131838_13145188.jpg

●坂倉展用の「仁木邸」の模型の状況は、ここや、ここに写真があります。「神の手」をもった学生諸君を信頼し、期待するのみ。締め切りが迫ってきました。

●23日(木)のゼミでは、今年の卒業設計日本一決定戦の様子を、それに出展したM君(M1/ベストテン入り!)と見学に行ったY君(4年)に報告してもらった。講評の様子の動画もあり面白かった。他ゼミの4年生や3年生も参加。僕自身にとっても、M君の作品「小さく世界を拡大表示してみる」の位置づけを改めて考える機会になった。
僕はこの作品について、学内での講評会では、「これは単に作者の個人的な内面を空間化したものではなく、円環的な空間構造を、ひとつの普遍的な空間モデルとして提示していると解釈できるところが評価できる」というような話をしたのだったが、もうひとつ迫力が足りないと感じる部分があってそれを上手く言葉にできなかったのだ。しかし今日、それが、「小さく世界を拡大表示してみる」というタイトルのポイント、つまり「小さく世界を拡大表示する」という自己矛盾を抱えた言葉による表現が、結局のところ「スケールの逆転」というきわめて具体的で既視感のある(「不思議の国のアリス」のような)方法によってしか空間化されてないと感じられる点だろうなということに気がついた。そこに、残念ながら物足りなさを感じたのだ、きっと。

●新学期が本格的に動き出して3週間。
学科主任を交代したせいだろうなあ、明らかに時間の流れ方がゆっくりしていると思う。これが本来だったんだ(笑)。
お陰で、というとこの3年間の学生さんには叱られるなあ。でも講義やゼミ生との付き合い方に余裕ができたような気がしてならない。

講義は思い切って親切なプリントの配布を止めて板書中心にし、映像は題材にするものに限定、しかも授業中にできるだけ多くの学生に当てて対話をしながら進めるようにしてみた。まだ1回やっただけだが、これが結構楽しかった(学生はどうか知らないが・・)。これまでは読めばわかるようなプリントを配っていたが、そういうものだと残念ながら結局のところ読んでもらえない。むしろノートに書くという原始的なやり方の方が効果的なのではないかなと思い直した次第。また、学生を「当てる」というのはこれまでもしなくはなかったが、せっかちな僕は答えを待つのが面倒くさく、結局一方的に喋る結果になっていた。そのあたりすべてを大いに反省し、いわば高校のようなやり方に戻してみた。
というのも、『ドラゴン桜』という漫画にはまっているからです。知ってはいたけど読んだことはなかったのですが、最近家族が1冊ずつ順番に図書館から借りて来るので(変な家ですね)読んでいるわけです(今、「夏休み」のあたり)。
するとこれが実に面白い。登場する教師の「名言」が、「勉強」のツボをとてもうまく言い当てている。何よりそれを伝えるための授業がたいへんに工夫されている。そして単純な僕は、「ああ、こんな授業をしなくちゃいけないんだ」と思ったというわけです。『ドラゴン桜』のような建築(論)の教科書を書きたいぞ。
d0131838_230975.jpg

[PR]
by yoshiaki-hanada | 2009-04-24 23:20 | ●花田の日記
<< 090425-26 東京 090415 4月も半ば >>