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090221 この2週間

いろんなことのあった2週間。
●2月9日(月)
坂倉準三展のための打ち合わせで大阪の坂倉事務所へ。同行した4年生のM君が、近くにある柳々堂書店を知らないというのでいっしょに行き、お店の松村さんからたっぷりと情報を注入される。M君には結構なカルチャーショックだったのではないだろうか。貴重な本屋さんだ。

●2月13日(金)〜15日(日)
神戸芸工大の卒業制作展が、兵庫県立美術館で開かれた。
土・日は会場にいて、卒業生や来て下さった建築家の人たちとあれこれ話す。作品に対する評価がこちらの予想以上に分かれるのが面白かった。
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14日の夜は三宮でゼミの打ち上げ。飛び入りもあり楽しかった一方で、年度末特有のお別れの寂しさも少し。
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●2月16日(月)
東大へ。学位記を主査の鈴木博之先生からいただいて来た。学位記など形式的なものと言えばそれまでだが、でも、小学生の頃に作文や絵を先生にほめられたときのような素直な嬉しさが込み上げて来た。
東大ではちょうど卒業制作の学内展示をやっており、興味深く見学。辰野賞受賞作、奨励賞受賞作、いずれもたいへんに面白かった。辰野賞は3作品だったが、三者三様の異なるスタイルの作品で、模型が大きいのは全国的な傾向だろう。図面の密度が高いのはさすがである。神戸芸工大の学生作品に決定的に欠けている部分だな。
副査をしてくれた同級生M君と小一時間雑談。あれやこれや中年男ならではの話題というか何というか。
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夜は、花田研OBの東京組の諸君が集まった。博論のお祝いというわけだが、それより何より、久しぶりの顔も多く、卒業生の奮闘ぶりが聞けてたいへんに嬉しかった。こういう会が開けたのも博論のおかげと思えば、書いた甲斐があったというものだ。それにしても、先生を囲む会というのはやったことはあってもしてもらったのは初めてで、歳をとったなあという感覚に襲われ、狼狽した。みんな、ありがとう。
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●2月17日(火)
午前中の新幹線で帰神。その後、こんどは学生4人と僕の車で京都工芸繊維大へ。坂倉展のための勉強会だ。坂倉事務所の方に、たくさんのスライドを使ったレクチャーをしていただき、大いに勉強になった。

●2月18日(水)
学科で、卒業制作の講評・評価方法について議論。問題点と改善方法がかなり明確になった。来年が楽しみ。各大学はどんなふうにしてるんだろう。

●2月19日(木)
坂倉展のためのあるインタビュー。収穫大。

●2月20日(金)
本を買い込む。
その一部。
雑誌『coyote』のロバート・フランク特集号。
今井聖『ライク・ア・ローリングストーン 俳句少年漂流記』(岩波書店)。

●2月21日(土)
大好きなある同世代の建築家から連絡があり、彼が設計した住宅を見せてもらう。彼の原点ともいえるテイストに満ちた素晴らしい出来だ。夜はたっぷりと話し込む。
by yoshiaki-hanada | 2009-02-22 02:29 | ●花田の日記
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