090208(日) 上野伊三郎+リチ コレクション展

この土日は久しぶりに何も用事がなく、完全にオフ。
昨日は車洗いと本屋。
今日は、京都国立近代美術館で「上野伊三郎+リチ コレクション展」を観てきた。本日が最終日で、そのことに昨日気がつき、慌てて行ったわけだが、その甲斐があった。
上野伊三郎は、1927年に日本インターナショナル建築会を設立した主要メンバー。ベルリンからウィーンへの留学中にリチと出会い、二人で帰国し、京都を拠点としてさまざまなデザイン活動、建築設計活動、日本インターナショナル建築会を軸にした建築運動などを展開した。
二人が1963年に作った学校・インターナショナルデザイン研究所を母体とする京都インターアクト美術学校に残されていた上野とリチに関する貴重なコレクションが京都国立近代美術館に寄贈され、この展覧会が開かれたそうだ。
そういう学校がまだ残っているとは知らず、さっそく「京都インターアクト美術学校」を検索してみると、「本年度より募集停止」とある。少子化の影響だろうか。このことがあって資料を一式寄贈したのだろう。
展覧会はとても考えられた構成で、たいへんに見応えがあった。「日本インターナショナル建築会」は、インターナショナリティとローカリティの融合を唱えており、松村正恒についての博士論文を書く際にも参照した。松村が学生の頃の動きであり、間接的には影響があったと考えていいだろう。そこが発行した雑誌『インターナショナル建築』の実物なども展示してあり、たいへんに勉強になった。カタログも濃密な仕上がり。
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美術館を出てまわりをうろうろしていると、脇道の住宅の屋根の上に赤く塗った角材で「本」という文字が立っているのを発見。なんだろうと思って行ってみると、「山崎書店」という美術書専門の古書店だった。
続き長屋の一軒を改造したもので、玄関で靴を脱いで上がると、奥に長いうなぎの寝床型の住宅の内部がすべて書庫に改造されていて、大型の美術書や展覧会のカタログなどがぎっしりと埋まっているのだ。
いっしょに行っていた高校生の息子が『サワダ―遺された30,000枚のネガから 青森・ベトナム・カンボジア』の古書を見つけ、思わず購入。
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by yoshiaki-hanada | 2009-02-09 01:10 | ●花田の日記
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