週の半ばは大学の用事に追いまくられ、残った力を振り絞って3時まで論文書き、週末はずっと家に引きこもって一日の半分以上論文書きという規則正しい生活が続いています、が、まだまだ終点は遠い。できるのか、一体!今週はそこにいろいろ特別行事が重なった。
8日(火)は平田晃久さんのトークセッション・「<動物たち>は<自然>に出会うことができるか」。 新幹線の事故で開始が2時間遅れるも、聴衆は学内外ともに多く、盛況。到着を待っている間に、他大学から来た学生諸君をスタジオに案内したり雑談したりして、いつもと違う若者に接してみる。 平田さんのレクチャーは面白かった。映像のプレゼも簡潔でわかりやすい。東浩紀・北田暁大の『東京から考える』の引用から話は始まり、その中で空間や建築にはもう期待しないといわれているが、そんなことはない、建築の力を示さなくてはいけない、というのが彼の基本的なスタンス、そのために、つまり社会に建築の力を示すために、彼はきわめて特徴的な空間をつくっている(例のひとつの原理でパッと全体を決めるような・・)、と大雑把に理解した(が、どうだろう)。 30代の建築家が建築の社会性を主張する傾向があるなあとは思っていたので、ああそういうことなのかと思ったりもしながら、建築の社会性は普通は歴史、地域、文化等々の建築外の文脈と建築をどう関係づけるかというような視点から論じられるが、平田さんの話には全くそういう言葉は登場しない、むしろ建築の論理の内部での自律的な議論である、それはそもそも「空間や建築にはもはや期待しない」という冒頭の引用から始まっているが、もしその仮説が間違っていれば空振りの議論になるが、如何?というような質問を投げかけてみた(つもり)。平田さんもきちんと答えていただいたが、短時間ゆえにここに展開を書けるほどの議論はできていない。続きはおいおい考えたい。 この日は1・2限が芸工大での講義で3限目は市立看護大で年に1回頼まれている講義の日。帰ってきてから青木君企画の打ち合わせ、夜は上記のレクチャーが2時間遅れで10時過ぎまで。ふらふらになった。 10日(木)は卒論の中間発表会。まあこの段階では例年と大差ない進捗状況。とにかく、「言葉」をきちんと使うとそれが推進力をもち、もうひとつの世界を切り開いてくれるということを体験してほしいと思っている。卒業制作は、もちろんその体験の「かたち」バージョン。「かたち」をきちんと使うとそれが推進力をもち、もうひとつの世界を切り開いてくれるということを体験する機会なのだ。人は「言葉」と「かたち」の両方の力を信じる力をもたなくてはいけない。僕らの学科が卒論と卒制の両方を必修にしているのはそういう理由だ。 その日の夜は、藤村龍至さんらの「ラウンド・アバウト・ジャーナルVol.8公開収録 若手建築家のアジェンダ」というイベントが芸工大のカフェでおこなわれたが、時間がなくちょっと覗きに行ったのみ。おそらくここにも建築の社会性についての議論があったのではないかと思うのだが。 本日・12日(土)夕方は本屋に脱走。新刊本中心。 『増補 経済学という教養』(稲葉振一郎、ちくま文庫) 『科学哲学』(サミール・オカーシャ、岩波書店) 『環境のオントロジー』(河野哲也他、春秋社) 『建築がみる夢』(石山修武、講談社) 『住宅建築』7月号 数日前には前に珍しく『新建築』を買った。7月号。なぜか。坂本一成の「水無瀬の町家」の増築が載っているからだ。しばらく前にこの見学会情報がネットで流れていて、羨ましくて仕方がなかった。「水無瀬の町家」という住宅はほんとに好きだ。掲載された『新建築』1971年4月号ももってるぞ。増築もさすがに見事な出来。2つの建物の関係が絶妙だ。 雑誌といえば今でている『考える人』(夏号)も面白い。「特集 小説より奇なり!自伝、評伝、日記を読もう」。
タイトル : 【4年】卒業論文中間講評会
4年生の卒業論文の中間講評会が行われました。 これまで、ゼミの担当教員に指導をうけてきたものを、 全学科教員の前で発表、講評を受けることになります。 久しぶりに全員が勢揃い。全員の発表を聞いて、それぞれに対しての講評をコメントシートに書いていきます。先生になったつもりで真剣に聞くと、また新たな発見があったことでしょう。 パワーポイントを用いて一人2分の発表を行います。 練習の成果があったでしょうか?2分以内で発表できた人が多かったように思います。 先生方からは厳しいコメント......more
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