080514(水) かつて見たもの

午前中、学生時代の私にとってはヒーローのひとりであったある建築家の設計した住宅を見学する機会を得た。30年近く前に舐めるように雑誌で見ていた建物の本物の空間を実体験するというのは不思議なものだ。かつて見たものとの落差の測定。
いろんな意味で感慨深く、考えが十分にまとまらない。いずれまた。
午後は大学で学科のこまごまとした用事と教授会。日常的な仕事がきちんとできる人と組織であることが重要だ。
図書館経由で他大学に複写依頼をしていた資料が届く。「保育問題研究會月報」。昭和17年2月20日発行のパンフレットのような薄い冊子のコピーである。もとはガリ版刷りだろう。その新入會員名簿に小さく松村正恒さんの名前と住所と所属が載っているのだ。それを確認したかった。失踪した人間のあとを追っている気分。松村が見たもの、居た空間を描くことで、彼の輪郭は浮かんでくるが、でもおそらくそれだけでは不十分だ。その輪郭の内側を見るには解釈が要る。
やるべきことがいっぱいあって混乱気味。論文モードにまだ戻りきれない。くそ。
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by yoshiaki-hanada | 2008-05-15 01:09 | ●花田の日記
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