080425(金) ほっとした夜

JIA近畿支部企画の竹原義二さんと坂本昭さんの対談のコーディネーター役、なんとか無事終了。18時半から2時間、3人ともよく喋りました。聞いていただいた方はどうだったか。しかしまあ、まずまず面白かったのではないか。入りも上々。
進行中に気づいたが、この対照的な作風の建築が雑誌で同時に取り上げられることは少ないだろう。だから、最初にお二人にやっていただいたプレゼからすべて、ふだん同時にはなかなか眼にも頭にも意識されないものばかり。なので、違うようで似ている部分と、似ているようで違う部分がかなりクリアになったと思われた。

竹原さんは「メーカー住宅」への批判をちくちくと込めた発言をされた。そういう会社からの来場者も多かったので会場に振ろうと思いながら、うまく果たせず。竹原さんの設計する住宅が個別具体的でありながらある普遍性をもっているとは、以前、彼の自邸や「岸和田の家」についての文章で書いた通りだが(『住宅建築』2004年8月号、「泉州の町並みに浮かぶ島」『新建築 住宅特集』2006年5月号)、逆に普遍性を求められる「メーカー住宅」がどれほどの個別具体性をもちえるかという勝負なんだろうな。
坂本さんは自作の静かな雰囲気の動画等を上映された。クライアントは彼のデザインに何を求めるのか、あるいは彼のデザインの何が買われるのかといった僕の下世話な質問にやや当惑されたかも。篠原一男的な人の不在感ほど強くないので、いささか気になりあれこれ質問をした。つまり、篠原一男の白は消費されないが坂本さんの白は消費されるのではないか、ということが気になったというわけだ。

終わってからの懇親会にはふだん接することのないJIAの建築家の方が、若手からベテランまで大勢来られ、世間の狭い僕にとってはいい勉強になった。
また今日の対談の構図のようなものについても、シビアーな、というかクレバーなというか、忌憚のない意見交換ができ、こちらの意図が伝わった感じがあって嬉しかった。
学生さんはどれくらい来てたんだろう。神戸芸工大からは2名。花田研のM2山下君と小玉研4年生のO君。ナマ竹原さんと話ができてよかったね。和歌山大の人2名にも挨拶された。花田研卒で地元・和歌山で活躍するヒガシバタ君との縁があるらしい。こういう出会いはとても嬉しい。花田研卒のHさんが務める事務所のF所長、T君が務める事務所のY所長もいらっしゃっておりびっくり。Hさん、T君、また近況知らせてね。
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by yoshiaki-hanada | 2008-04-26 14:16 | ●花田の日記
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