110322 地震のあとに

日記を書く気になれなかった。
11日に起こった東北地方の津波被害、そして原発事故という初めて経験する映像や情報を前に、自分を見失っていたというべきだろう。
インターネットとツイッターとテレビの情報を追い続けただけの10日間。
情けない限りだ。
もちろんすぐに思い出したのは阪神大震災のときの経験である。
足下が浮いた感じは阪神大震災のときほどではないが似た頼りなさだ。
しかし悲しいことに、あのときの方がまだましだなと思えてしまう。
それほど強烈な被害である。
東北の被災者の皆さんと原発の現場で戦っている人々の無事を祈るばかり。
こちらは心を強くして平常状態に戻らなくては。
原発は外部電源で3号機制御室の照明点灯とのニュース。
頑張ってほしい。


そんな中、19日(土)におこなわれた芸工大の卒業式は明るい日常の大切さを思い出させてくれた。
学生諸君による謝恩会の演出が素晴らしく、上映された映像に感激のあまり、あやうくみっともないオセンチ野郎ぶりを晒すところだった。
修士を修了したM君から内原恭彦の『Son of a Bit』をプレゼントされる。こちらからはお返しに『建築家・松村正恒ともうひとつのモダニズム』。
みんな元気でね。
ゼミの諸君は新しい連絡先と卒業式の写真送っておくれ。


竹中工務店のギャラリーA4での「八幡浜市立日土小学校と松村正恒展」は、地震があったにも関わらず予定通り3月18日からスタートしています。
ただ、3月25日に予定していた私と青木淳君による講演会は中止となりました
残念ですが仕方ありません。
企画を進めてくれた松隈章君から会場の様子を写した写真が届きましたので紹介します。
昇降口の原寸写真、日土小学校の子どもたちによる絵や文章など、見応えあります。
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日土小学校の春休み見学会は、3月27日(日)(9時〜16時)に予定通り開かれます。
愛媛新聞八幡浜市支社の記者・岡山直大さんから最近届いた写真です。
菜の花に包まれた日土小学校。
この風景を見に、ぜひ!
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地震前の出来事で書こうと思っていたのは、『建築家・松村正恒ともうひとつのモダニズム』の想定をお願いした間村俊一さんにお目にかかったことだ。2月22日(火)、鹿島出版会の編集者Kさんといっしょに神楽坂にある間村さんの仕事場「山猫軒」へ行った。
この雑誌で見ていたとおりの笑顔と空間。
間村さんがデザインしたかっこいい本の山の奥で、パソコンは使わず作業をおこなっていらっしゃる。
つまり、文字は写植、色は番号で指定という世界である。
それだけで頭の中に完成後の本の姿が思い描けるわけだからすごい。
間村さんは兵庫県の出身。
年末の神戸新聞で紹介された記事をいただいた。
また、間村さんの句集『鶴の鬱』も譲っていただくことができた。
もちろん自装。
サインをお願いしたところ、

「サンダルに翼生え初む春の家」

という句を選びそれも書いていただいた。本の表紙に使った写真の松村さんはサンダル履き!
ぴったりの句を選んでいただき感激した。
その後、間村さんに教えてもらった神楽坂の飲み屋へ。N洋堂書店のSNG君を呼び出し、編集者Kさんと3人で飲む。本を書いた人、作った人、売る人である。
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by yoshiaki-hanada | 2011-03-23 01:40 | ●花田の日記
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