101008 時間ばかりが流れて

淡々と時間が流れていく感じの毎日。

●7日(木)
・午前中は、ゼミの院生2名の製作中の作品を見せてもらう。
いずれも単純に建築を設計しているという行為からは一旦距離をおいたもので、なかなか評価が難しい。学生には叱られるだろうが、安易なレッテル貼りをするなら石上純也的というか内藤礼的というか、いずれもそういうテイストの作品なのだが、モノとしての完成度やプロジェクション=投企としての強さがまだまだ。踏ん張ってほしい。

・午後は3年後期の実習。
前半は、非常勤の香川貴範さんと笹岡周平さんにレクチャーをしていただいた。
香川さんは、完成したばかりの住宅や工事中の物件を題材に、設計過程における多くの案の導出や選択の様子を具体的に紹介し、そこにある論理を示してくださった。「家具から出発した世代がどんな想像力を示せるか」という言葉が印象的。
笹岡さんは、自分の学生時代から就職から独立までの様子、そして現在の仕事の進め方やめざすものまでを実にわかりやすく編集した画像を見せていただいた。おそらく学生諸君は、自分のこれからと重ねて見入ったに違いない。感謝。
その後、敷地等についての現状分析と、改修後に入れるテナント等についての1回目の発表をしてもらう。
去年もそうだったが、建築の設計ではなく、既存の建物に対するインテリアデザインというかリノベーションというか、そういうレベルの設計行為を前提とし、テナントも自分で想定するというこの課題は、学生にとっても、また教える側にとっても案外と難しい。
「テナント」を考える学生側の想像力というか、社会経験というか、それがそれほど広くなく、一方、狭い想像力の産物としかこちらには思えないその企業やお店ではいかに面白くないのかを正確に指摘する論理も、意外に組み立てづらいからである。
学科のカリキュラムを自省したり、学生の「身の丈主義」を批判したくなったり、悩ましい。

●8日(金)
大学祭の準備の日で休講。
大学院の留学生と4年生1名の卒論のチェック。
スタジオでは、学部生が展示の準備をしていた。みなさん、見に来てやって下さいね。


松村正恒本のゲラがどさっと積まれている。
ちょっと気がはいってない。猛反省。この週末に集中しなくては。

読みたい本も積まれたまま。
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by yoshiaki-hanada | 2010-10-09 01:14 | ●花田の日記
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