100911 家にこもって作業

ちょっと間があいた。
9月も半ばとなり、大学の夏休みも終わりに近づいた。
後期の授業や事務関係のメールが増えている。
この間、歳とった親のいる実家にちょっと帰った以外、家にこもって「松村本」に関する画像再スキャン作業等に集中してきた。

僕が博士論文を書くにあたり松村家からあずかった古い写真や手紙、そして自分で集めた雑誌等をもういちどひっくり返し、順次スキャンのやり直しをした。お陰で、資料の在処の再確認や本の中での写真レイアウトへの下準備などにもなった。
松村家からあずかっている写真は、さまざまなアルバムに貼られたり、バラで封筒に入れたりした状態だ。本当は全部はがし建物ごとに新たなシートで整理すべきだろうが、そこまではまだ手が回らないし、そもそもしてよいのかもわからない。松村さんに関する資料は、僕があずかっているものも含め、「一式」建築学会に寄贈されているので、いずれそれら全体での検討が必要だろう。そんなこと考えるきっかけにもなった。来週、大学でA3サイズ等の大物をスキャンすれば完了。予想より早く片付きそうで嬉しい。

鹿島出版会の担当編集者の人ともいろいろ議論している。
本日はゲラの第一弾が到着。
といっても、まだ文字校であり、レイアウト等はこれから。
大きくしたい写真や図面など、考えるべきことは多い。
何しろ、読者の方は見たことないという建物がたくさんあると思うし、そもそも木造モダニズム建築の写真は珍しいだろう。その清楚な姿を上手く伝えたいと思っている。
それ以外にも本づくりのアイディアが2、3浮かんできた。
「日土」が一段落してちょっと途方に暮れていたが、夢のある話で少し元気が出ている。
しばらくはこの方向だな。

『内藤廣対談集2 著書解題』(INAX出版)は読み終わったが、とても面白かった。
前にも書いてくどいけど、学生諸君は必ず読みなさいね。
そしてここに出てくる多くの固有名詞を覚え調べる。
この本では11人の先達と内藤さんとの、11冊のそれぞれの方の著書(雑誌を含む)を材料にしたと対談がおさめられている。
学生諸君に言いたいのは、まずはその11冊の実物を見ることである。
市販されてないものは図書館で。
そして、ぱらぱらとめくり、読めそうなもの、あるいは読めそうな部分から読んでいく。
1冊に4、5日かけたとしても11冊だから1ヶ月半あれば読み終えられる。
1日に13時間読書すればよいのである。7時間寝ても4時間自由時間は残る。朝と昼で2時間、夜に2時間だ。

何とか戦だ、オープンデスクだと熱を上げるのも悪くないけど、こういう作業こそが夏休みにやるべきことだと僕は思う。

青木君とのオープンスタジオ、登録締切が9月30日です!おわすれなく。
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by yoshiaki-hanada | 2010-09-11 11:55 | ●花田の日記
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