100606 積ん読登山

少しゆっくりした土日。天気もよく、湿度も低い。さわやかな初夏。
山の上の自宅から3キロほど下の住吉駅の書店まで歩く。

『人間の建設』(小林秀雄・岡潔、新潮文庫)、読了。文芸評論家と天才数学者による1965年の対談。話が絶対に個別具体的な細部に引きずり込まれることなく、大きなテーマの上を滑空していく。すごい会話だ。気になるアフォリズム満載の書だが、たとえば次のフレーズ、いいなあ。

小林 その人の身になってみるというのが、実は批評の極意ですがね。
岡  極意というのは簡単なことですな。
小林 ええ、簡単といえば簡単なのですが。高みにいて、なんとかかんとかいう言葉はいくらでもありますが、その人の身になってみたら、だいたい言葉がないのです。いったんそこまで行って、なんとかして言葉をみつけるというのが批評なのです。

それにしても、1965年ということは、小林秀雄は36歳、岡潔は40歳。なんということ!

積ん読の山を崩さねば。新刊本の山だけでも、

『建築家ムッソリーニ』
『シブヤ遺産』
『地域社会圏モデル』
『東京の都市計画家 高山英華』
『数学は言葉』
『現代思想の教科書』等々

『高山英華』から登山開始。
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by yoshiaki-hanada | 2010-06-07 01:18 | ●花田の日記
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