100312 鈴木成文先生の告別式

12日(金)は鈴木成文先生の告別式で上京した。会場は文京区の護国寺。暖かな快晴の日和となり、何よりであった。

東大や神戸芸工大などの大学関係者をはじめ、老若男女、さまざまな世代の人が集まっていたのが印象的。当然のことながら、若い世代は神戸芸工大の卒業生が多い。とくに、芸工大初期の、鈴木先生に直接教わった諸君は裏方としても活躍していた。

弔辞は、東大名誉教授の高橋鷹志先生、神戸芸工大学長の齊木崇人先生、千葉大教授の小林秀樹先生。
遺影は御自宅の窓から庭を見ておられる写真で、とてもいい笑顔をとらえていた。
弟でフランス文学者の鈴木道彦さんの挨拶は、約80年に及ぶ兄弟という関係についてのお話で、心にしみた。
知り合いも多く、あれやこれや言葉を交わすが、虚ろな会話となって空に消える。
先日来の空白感が拡大する。

鈴木先生のご自宅で芸工大の卒業生が留守番をしているというので、同僚と卒業生で向かう。
会場からは歩いて20分くらいの近さである。
これは大きな後悔のひとつなのだが、僕はこれまで鈴木先生のお宅にきちんと伺っていなかった。おぼろな記憶で、いちど何かの宴会に参加したような気がするのだが、はっきりしない。

芸工大の卒業生数名とお茶の間に座る。全員が喪服であることが信じられない。
当然のことながら、どこもつい数日前まで使われていた空間である。
これまで、何度も読んだり聞いたりしていた空間である。
すべてがそのまま残されており、非常に不思議な感覚に包まれた。
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by yoshiaki-hanada | 2010-03-17 01:56 | ●花田の日記
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