|
花田研究室のこれまでと現在の活動紹介、卒論・卒制・修論等のタイトル一覧、花田が日々考えているあれやこれやなどを紹介するサイトです。いずれの記事へもコメントは自由。ただし、私が直接存じ上げない方は、簡単な自己紹介をしていただくようお願いします。なお管理者(神戸芸術工科大学花田研究室)が内容・形式等に問題があると判断した場合、削除することがあります。
2月6日(土)は九州大学芸術工学部へ。恒例の、1年生に20分の1の名作住宅の模型をつくってもらう演習の講評会。
今年は九大の先生の指示があったようで、例年よりも大人っぽい模型になっていたが、何しろ20分の1の模型でその住宅を初めて見るわけだから、こちらにとって新鮮な体験であることは変わらない。写真はいずれ貼りますね。つくった建物は以下の通り。 ・バルセロナパビリオン(「住宅」ではないですが、学生さんの希望) ・私の家(清家清) ・上原通りの家(篠原一男) ・ハウスインヨコハマ(篠原一男) ・ノーヴァサンヴィターレの家(マリオ・ボッタ) ・レイマンの家(ヘルツオーク・ド・ムーロン) 日帰りして、翌7日(日)、再び新神戸から今度は松山へ。 両日とも関ヶ原の雪で新幹線の到着が20数分遅れ、いささか慌てる。 日土小学校の保存再生工事の報告書の(ほぼ)最終の打ち合わせだ。 いろいろと宿題を抱えて、今日8日(月)、帰ってきた。 列車の窓から見る畑や瀬戸内海には春の気配が漂っていた。 この列車で愛媛にいったい何度通ったのか。 年に数回としたら数10回、100回にはなってないかなあ、などと考えながら、ぼんやりと窓の外を眺めていた。 行きの電車では自分の担当個所のチェック。 帰りの電車では『アスペルガー症候群』(岡田尊司、幻冬社新書)。 書かれているさまざまな特徴は、細切れにすると自分を含めた身の回りの友人、知人にいくらでも当てはまりそうだが、本当に問題になるのはそういう次元ではないのだろうなあ。 「僕らはそういう人を見たことはあるのでしょうか」とは、先日、教授会後のFD(いわゆるファカルティディベロップメント)研究会でお話しいただいた専門家にした質問だが、もうひとつはっきりしなかったなあ。連続体(スペクトラム)としてとらえられる症状なので線引きが難しいということはわかるのだが。
新建築社は、1年間の『新建築』と『新建築住宅特集』の掲載作品と記事の中で、最も印象に残ったものを尋ねるアンケートをおこなっているが、その2009年分の結果が発表された。
今月の『新建築』(2月号)のニュース欄に概要が載り、新建築社のサイトに推薦者名やコメントが掲載された。 その結果、作品で「八幡浜市立日土小学校保存再生」が、論文でも僕の「日土小学校の保存再生がくれた夢」が上位にはいったらしい。 ひとり3点を推薦するというアンケートで、応募数も決して多いものではないが、でもやはり嬉しい。 いただいたコメントを読むと、どれも日土小学校と今回のプロジェクトの意味をよく理解していただいた内容ばかり。 論文の方のコメントも追って掲載されるようです。 ![]() ![]()
本日は卒業制作の講評会だった。
27日に提出してスタジオに展示し、昨日までに教員が採点した。 その点数をもとに、本日の午前中に学科会議で講評対象作品16を決め、12時から講評会、その後再度学科会議を開いき、学長賞、環境デザイン賞、奨励賞を決定した。 本学科では卒業論文と卒業制作がともに必修で、それらを合わせて卒業研究という科目になっている。したがって、各賞も両方から選出される。 今年は、学長賞は制作、環境デザイン賞は論文、奨励賞は9作品と8論文が選ばれた。作品に関していえば、16の講評作品から10点が入賞ということになる。 全体として面白い講評会だったと思う。 1位の作品は地方の田園風景の真ん中に、宇宙船がふわりと着地したような感じで病院を設計したもので、形態、プログラムともにイマジナティブであった。 講評会の日は他の教員がどの作品をどう評価するか、僕自身も興味津々なのだが、今日は、コンセプト優先の作品に意外な票が集まり、常日頃そういう作品を擁護する立場の僕としては驚かされた。しかしそういう傾向の作品こそがもつべき表現力の点ではまだまだと感じ、むしろ僕はやや厳しい評価という立場をとった。 神戸芸工大の卒業制作展は、2月12・13・14日に開催されます。 今年は先端芸術学部の最初の卒業生が出るので作品数が多く、県立美術館(芸術の館)で借りる1棟では会場が足りず、4会場に分かれます。僕らの学科は、昔の県立美術館(原田の森ギャラリー)なのでお間違えのないように。多くの方の来場をお待ちしています。 ![]()
ここ数日、久しぶりに図面を描いている。
もちろん、手で、だ。 図面といっても設計図ではなくて、階段やら便所やらの基本を説明するイラストのようなもの。 久しぶりにA2の平行定規付き製図板を取り出し、子どもの玩具になっていた勾配定規を返してもらい、シャーペンでアクソメや平面図やらを下書きをして、それにフリーハンドか定規を当てたインキングする。 何のためにそんなことをしているかというと、学科の同僚と作っている建築設計の初歩を教える本の挿絵のためだ。 コンピューターで学生に描いてもらってもいいのだが、説明をし、修正をしている時間がない。原稿締め切りをとうに過ぎた中、自分でやった方がはるかに早いという判断です。 20年ぶりくらいだろうか。 小さな平行定規にカチャッカチャッっと勾配定規をスピーディーに当てながらアクソメを立ち上げていると(この感じはある世代から上の人にはわかると思います)、次第にある感覚や記憶が蘇ってくる。昨夜は便所のプランも作ったのだが、日建時代にスケッチをしていたときのことを思い出した。 今度の春に出版されます。 独習書、教科書、いずれにも使えます。 ありそうでなかった本、になっているのではないかと思います。 乞うご期待。
寒い。
日本建築協会の『建築と社会』1月号が昨日届いた。 日建設計の創業110周年記念特集号で、僕は巻頭に文章を書かせてもらった。 「100周年以降の、この10年について書く」という宿題が昨年投げ込まれ、OBでもあるので、かなり悩んだあげくお引き受けした次第。 タイトルは「組織とリアルな物語 日建設計の100周年からの10年とこれから」。 この10年間に、作品のテイストも組織のあり方も大きく変わったなあという最近思っていた自分の感想から出発し、そのことの実証と分析をおこなったもの。 僕としては、そこそこ整理ができたのではと感じた次第。 少なくとも、僕自身の日建時代とそれ以降について、いろいろと考える機会になった。 実名もかなり挙げた内容なので、日建の皆さんがどんな感想をもたれるか戦々恐々だが、昨日、今日とさっそく少し感想メールをいただき、しかもよく読み込んでいただいた嬉しい内容で、ほっとしている。 2本の座談会も結構面白いですよ。 日建設計に入りたいと思っている人はぜひ読んでみて下さい。 ![]() 大学は、4年生が卒業設計をやっている。 例によってうろうろし、嫌われているかもしれないが、いろんなことを言って回る。 やっぱり好きだなあ、卒業設計! 悩むだけなら誰でもできる。 自分の考えを伝えるプレゼンテーションを完成させてこそ、卒計だからね。 昨年11月末の「新構法開発研究会」での講演のゲラチェック終わり。これで冬休みの宿題はやっと終わった。某論文読み、3年生ゼミ面接、などなど。
3連休の真ん中。
粛々と宿題に取り組む。 学科同僚と作っている本のためのコラム2本が書けた。 これから講演ゲラ直し。何しろ自分の言葉なので面倒くさい。 最近、拾い読みで行ったり来たりしている本。 ・松本清張『或る「小倉日記」伝』(新潮文庫) ・柴田元幸『代表質問 16のインタビュー』(新書館) ・NHKスペシャル取材班『グーグル革命の衝撃』(新潮文庫) ・小谷野敦『文学研究という不幸』(ベスト新書) ・H.ペトロスキー『フォークの歯はなぜ四本になったか』(平凡社ライブラリー) あ、それから、原広司『YET HIROSHI HARA』(TOTO出版)。 あいかわらずすごいなあ。構想の人なんだとつくづく思う。 つまんないことだが、原さんのスケッチを見ていると、字がいいなあと改めて思った。 こういう雰囲気の走り書きの字、大好きだ。 日建にいた頃にいずみホールの現場に常駐したが、その施工をした竹中工務店のベテランで施工図をとりまとめていたBさんの字もこんな感じで、真似したいものだといつも感心していたのを思い出した。太めのシャープペンシル、鉛筆、ホルダー、何で書いてもバランスが良い。縦書きも大丈夫。彼との打ち合わせ記録のファイルは、たしかどこかに残しているはずだ(もちろん手書きだからですよ)。 松村正恒の実施設計図の中の文字も似てるなあ。 それに比べると、若い世代の字はとんでもなく下手くそになっている。 雑誌などでたまにスケッチやサインのようなものを見る機会があると、本当にがっかりする。 もちろん他人事ではない。
年末からの宿題原稿が何とか完成。
編集部にメールし、合格。 こちらの書いたものが、本を作る側の意図と結果的に共振できたことが何より嬉しい。 春頃に某展覧会とともに出版される本に載ります。 詳細はまた。 次の宿題は、自分が話したことのゲラのチェック。 学科同僚とやっている本づくりに脱落気味でお詫びメール。 来週の重要仕事。 正月は高知の実家。 親が歳をとるといろいろなことがある。 知り合いの建築系学生さんのツイッターで知ったサイト。 海外の学生のポートフォリオが投稿されている。 「PUBLICATION」にはいり、言語を「English」、「Type」を「Portfolio」にしてください。 とても参考になると思います。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。 ![]() ・・・のようになりたいものです。 花田朋彦・画
そんなに長くない原稿なのだが、迂闊なことは書けないという緊張感で、なかなか筆が進まない。
大掃除は家族にまかせ、部屋にこもったままの年の瀬となった。 正月は実家に帰り能率が落ちる。 その前になんとかせねばと必死でパソコンにかじりついた。 苦しんでみるもの、何となく形が見えてきて、気分が少し落ち着いた。 今年は本当にいろんなことがありました。 博士論文と日土小学校の保存再生工事が完了したことが私にとっての2大イベント。 日土小学校に関係するシンポジウムや原稿書きも楽しかった。 お世話になった方々に、心から御礼申し上げる次第です。 さて来年はどんな1年になるのだろう。
大学へ。
学科の何人かで作っている本の打ち合わせ。 冬休みの宿題、2本残る。 もう冬休みだから、大学はがらーんとしている。 昨日は日土小学校の見学会。 どうだったんだろうと思っていたら、昨夜、見に行った神戸芸工大の院生からメールが来た。盛況とのことでひと安心。 今日になってネット検索したら、読売新聞の愛媛版に「モダン日土小 校舎見学人気」という記事があった。 写真を見ると快晴の様子で、何よりである。 新聞には100人とあるが、現地からの情報によれば、見学者は158人とのこと。大成功だ。 日土小学校の報告書の担当分の原稿をひとまず送付。これから松山での編集作業が始まる。 さて、いよいよ一番悩ましい冬休みの宿題へとりかからなくてはいけない。 年賀状も大掃除もできてない。
以下の要領で、日土小学校の見学会が八幡浜市教育委員会によって開催されます。
これまでの見学会に行けなかった方、ぜひ! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 八幡浜市立日土小学校校舎見学会 ■開催趣旨 今年度6月末に完成した日土小学校校舎は、学校として使用しているため、授業への影響があることから見学等を制限せざるを得ない状況です。 しかし、ドコモモ20選、市指定文化財に指定されている文化的に貴重な建物であり、全国から見学の問合せが多数寄せられ、関心の高さを考慮した結果、夏、冬、春休みの年3回、見学会を実施いたします。 年末のお忙しい時期ではありますが、生まれ変わった日土小学校を見学いただいたらと思います。 ■日程 ● 場所 八幡浜市日土町2-851 ● 日時 平成21年12月27日(日) 午前9時~午後4時 □ 見学については時間内に自由に見学ください。 ただし、校長室、職員室および保健室等は立ち入りを制限いたします。 □ 駐車場に限りがありますので、なるべく乗り合せておいでください。 また、日土小学校周辺の道路は狭いため、路上駐車はしないでください。 主 催 八幡浜市教育委員会 問合せ先 学校教育課 施設係 担当:梶本 ℡0894-22-3111(内線8363) 八幡浜市役所のホームページにも載っています。
年末というのに、授業も終わったというのに、一向に余裕がでない。
日土小学校の報告書の原稿書きで焦っている。可能な限り家にこもり、パソコンに向かう日々。 ●23日(水)は恒例の九州大学芸術工学部での非常勤。1年生の基礎的な実習で、住宅の模型やCAD図を作る授業。僕は、その講評会に2回行く。 今回は篠原一男の住宅だけというマニアックな選択になっていて楽しかった。篠原が設定した各「様式」の意味、言葉と空間の関係、僕が院生のときにとった篠原先生の東工大の授業の思い出なども喋る。 ●25日(金)は、某建築家の作品集に書く原稿のための取材。巻頭を書く某先生と御一緒し、その取材ぶりを興味深く眺めた。締め切りは正月明け。10枚ほどだが相当きちんと考えねば。 九大へ行く新幹線では、内田樹の『日本辺境論』。
12日(土)に、青木君を芸工大に迎え、オープンスタジオの最終講評会が無事終わった。
各賞の受賞者の情報はさっそく専用サイトに載りました。 当日の様子や、提出された作品、感想などは追って掲載したいと思います。 いずれにしても、選ばれた10名の多くは、かなりいいところまで答えを発展できており、とても面白かったです。 結果的に、2次元と3次元のあいだの関係について考えさせられる機会になり、そのことも興味深かった。 青木君が「僕らいいことしてるよね」と言ってました。 参加してくれた学生諸君、ありがとう。
あっという間に1週間。ゆうべはぴゅーぴゅーと冷たい風が吹いて、神戸も冬になってきた。
備忘録的メモ。 ●11月30日(月):東京へ。「新構法開発研究会」から、日土小学校の保存再生のことを話してくれという依頼があり、その全貌を紹介してきた。内田祥哉先生を筆頭にした建築構法関係者の勉強会ですね。 300枚以上の映像を使って、これまでの経緯、改修チームのこと、出来上がりの様子などをたっぷり報告し、皆さんからお褒めの言葉をいただいた。 何より嬉しかったのは、松村正恒の「発見者」といえる内田祥哉先生と、松村の遺著『無級建築士自筆年譜』を刊行した植田実さんもいらっしゃり、報告ができたということだ。内田先生からは、質疑応答の中で、当時のこともいろいろとお話しいただいた。 ●12月1日(火):3年生の実習のエスキス。進捗状況が学生間で水と油ほどに分かれている。教える側の問題もあるのだろうか。それにしても、学生からの反応がなければどうしようもない。大丈夫か。 ●12月2日(水):大学院の講義。少人数なので研究室で。大学院はそれほど多くの授業をとらなくても単位上は大丈夫である。しかし、いわゆる「講義」科目の履修を最低限にする学生が多すぎる。それでは「知識」が圧倒的に足りないままだ。大丈夫か。 『新建築』12月号購入。もちろん先月号に掲載された「日土小学校」についての月評が気になったからだが、青木茂さんと中村拓志さんがふれててくれていた。それぞれの、「闘争の10年間であっただろうと思う。敬意を表したい」「「日土」にある空気感を継承する姿勢を賞賛したい」という言葉が嬉しい。 この号には、青木君が出題した「新建築住宅設計競技2009」の結果も発表されている。「住宅、映画の世紀を経験して」という、僕などにはどうしたらいいのか見当もつかなかった課題だったが、世の中には優れた才能が潜んでいるものだ。1、2、3等に選ばれた案には感心するばかり。出題した方も出題した方、それに応えた方も応えた方。あっぱれである(笑)。 なお佳作を含めた全作品に寄せられた青木君のコメントはいかにも彼らしい。一言もけなしていない。また、テーマである「映画」に関する彼の知識と判断がいかに多く広いかもよくわかる。当然のことだが、だからこそ出された課題であり、だからこそ書けるコメントだ。どんな球が飛んできても「映画」を軸に受け止める。けなす暇などないわけだ。 ●12月3日(木):某書企画の打ち合わせ。3年生の実習のエスキス。先日以来の心配は続く。 ●12月4日(金):卒業制作の中間講評会。これはという案がきわめて少ない。大丈夫か。 今日の日曜日は、やっと日土小学校の報告書の担当ページの原稿に着手。これまで書いたものがいろいろあると高をくくっていたが、いざ書き始めると当然のことながらそう簡単ではない。 年内の宿題はあと2つ。某建築家論と学科の同僚と作っている本の原稿や図版。大丈夫か。 12日の土曜日は、いよいよオープンスタジオの最終講評会です。 10人の諸君、頑張ってね。 たくさんの参加をお待ちしています。
|
カテゴリ
●花田の日記- 過去の花田の日記 ●愛媛新聞「道標」欄の連載 ●花田のプロフィール ●研究室メンバー ●修士論文・卒業論文・卒業制作 ●花田研OB.OGのHP ●イベントのお知らせ リンク
□ オープンスタジオ2009 青木淳と建築を考える
□ プロジェクト - 研究室の活動について - 日土小学校模型制作 - 海のギャラリー模型制作 →「プロジェクトH」 - 御前浜周辺整備計画への参加 □ コンペ作品 - 新富弘美術館設計競技 - PACHINCO HALL DESIGN COMPETITION - 南方熊楠研究所設計競技 □ 日記 - 花(田研究室)のゼミ日記 - 旅日記 - メイのアメリカ日記 - カモメ405沢マン土佐日記 □ 神戸芸術工科大学関連 -環境・建築デザイン学科公式サイト - 神戸芸術工科大学 最新のコメント
ネームカード
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||